こんにちは、Mike (@flystayeat)です。

今回は香港航空で行く、激安ビジネスクラスの旅のロサンゼルス-香港(HX6901)編です。

香港航空で行く、激安ビジネスクラスの旅シリーズの他の記事はこちら

1.香港航空で行く、激安ビジネスクラスの旅:導入編
2.香港航空で行く、激安ビジネスクラスの旅:ポジショニング編
3.香港航空で行く、激安ビジネスクラスの旅:ロサンゼルス-香港(HX6901)編(今ここ


前回は、最寄りの空港であるニューアーク国際空港からロサンゼルス国際空港までの便と到着した晩に泊まった、「ザ・ウェスティン ロサンゼルス・エアポート」について話しました。

今回は、その翌日にホテルを出発してLAXから香港まで向かう便の様子を紹介していきます。



チェックイン1

しょぼいホテルのラウンジで軽く朝ごはんを食べてから荷物をまとめて早速空港へ。

今日は待ちに待ったエアバス社のA350に初搭乗だからルンルンです。

ただ、そんなルンルン気分は空港に着いた途端に粉々に打ち砕かれてしまいます・・・。

空港のカウンターに着くと一枚の紙が吊るしてあります。

よく見ると、台風の影響で僕が乗るHX69便がキャンセルになったと書いてある。

そこで、旅慣れてるからとちょっと調子に乗ってたからか出発便のステータスを確認するのを忘れると言う旅行初心者ばりの凡ミスに気づく。

「言われてみれば、アジアで台風が云々ってニュースで言ってたな」と納得。でも香港空港が閉鎖になる程だとは思ってなかった・・・。

さらに追い討ちを掛けるように、最近、長距離国際線に進出した香港航空は、本拠地ではないアウトポストではまだ遅延やキャンセルなどのイレギュラー運行(Irregular operations、通称Irrops)に慣れていない為か、直接香港航空が発行した航空券はカウンターで対応するけど、他社経由で発行された航空券はカウンターで対応しないと言う無慈悲なお達し。

そんでもって何らかの対応が決まるまで航空券を放っておいてくれるのかと思ったら、香港以遠が目的地の航空券は全てキャンセルしたと言う事後報告のスーパープレイ。もうやりたい放題だな。

保険の申請にあると楽だから無理言って書いてもらった遅延証明書

香港空港自体が閉鎖になるからそもそも人が足りないのかもしれないけどこれは面倒臭い。

航空券をキャンセルされてしまうと既に存在する航空券を変更することができなくなって、新規の航空券を発行することになるからエクスペディなど(オンライン旅行会社、Online Travel Agency、通称OTA)の場合、「航空会社の都合でキャンセルされたなら返金するね、あとは自分で他の航空券探して買ってね」ってことになるのは目に見えてる。

そもそもミステイク・フェアで買った航空券だから、その分の600ドルが返金されたって他に600ドルでバンコクまで行けるビジネスクラスの航空券なんてないから困る。

エコノミーでも当日の航空券なんか600ドルで買えるわけないし、わざわざこの便に乗るためにポジションしたんだからこの旅がキャンセルになったらNYまで余計にお金払って帰らなきゃ行けない。

だからキャンセルだけはして欲しくなかった・・・絶対に



事態収拾

「OTA発券の航空券についてはカウンターで対応しない」と通告されてしまったのでしょうがないから航空券を購入したエクスペディアに電話をします。

もちろんアジア屈指の空港が閉鎖されるような天気なのでエクスペディアも大忙しなのか、長い間待たされます。

そこから、オペレーターのお姉さんに事態を説明するけど、案の定、「この航空券はキャンセルされているから返金をするので、他を探してください。それでいいですか?」との確認。

そうなると本当に9回裏2アウトになるから返金の処理だけは絶対にしないように何度も何度も頼みながらオペレーターと一緒に次のステップを考えました。

とりあえずオペレーターに香港航空に電話をしてもらいながら、他のオプションを探すけど翌日の便も欠航だから飛べても翌々日。

でも色々調べていると今晩出発の6901便があるとのこと。

僕「はい?香港航空は1日1便しかこの路線飛ばしてないよ?」

ただエクスペディアのオペレーターもはっきりはわからないと言うからチェックインカウンターまで戻ってグランドスタッフに確認すると、キャンセルされた69便の振替便を香港が最終目的地の乗客のみ乗せて今夜6901便として運行するそうな。

僕「じゃ香港まででいいので6901便に乗せてください」
香港航空スタッフ「いや、香港以遠が最終目的地のチケットはもうキャンセルしたから無理」

僕「いやいや、僕ロスに住んでないからここで足止めとか困るから」
香港航空スタッフ「状況は察するけど香港空港もこれ以上立ち往生の客が増えると困るから香港以遠の客は来させない決定をしてて無理」

僕「言いたいことはわかるけど僕にどうしろと?じゃパートナーの海南航空で中国本土経由かエティハド航空でアブダビ経由にリブックしてください」
香港航空スタッフ「無理」

僕「いやいや、それは理不尽なリクエストじゃないでしょ?パートナーにリブックなんかどの航空会社でもやってくれるから」
香港航空スタッフ「無理」

僕「もういい、お兄さんじゃ話が通じないからDuty Manager(デューティーマネジャー・現場の責任者)を呼んでください」
香港航空スタッフ「今は到着した便をハンドルするためにゲートに行っていて居ない」

僕「OK、じゃここで待つよ」
香港航空スタッフ「1時間ぐらいかかると思うよ?こっちから電話しようか?」

僕「いやいい、ここで待つ」(心の声:絶対電話してこないでしょ)

と言うことでここから長い持久戦です。

この間もずっと、エクスペディアのオペレーターとは電話が繋がったままで、エクスペディアのオペレーターは香港航空のオペレーターと話すべく保留のまま、ただ待っている状況。

ここまでチェックインカウンターに着いてからほぼ2時間、エクスペディアに電話をかけ始めてから90分程。

そろそろエクスペディアのオペレーターも香港航空の保留音をエンドレスに聞かされると言う拷問に疲れてきたのか、執拗に「返金処理をしようか」と言うフレーズを繰り返すようになってきた。

その度に僕はエクスペディアのオペレーターに「もう少し頑張って、あともうちょっと待ってダメなら返金を考えよう」と同じこと言い返す。

そこからさらに1時間程経った頃、Duty managerがチェックインカウンターに到着する前に、エクスペディアのオペレーターが香港航空と話をつけることに成功。

6901便とそこからバンコクへ向かう乗り継ぎ便の航空券を再発行してもらったところでやっとDuty managerが登場・・・タイミングがいいのか悪いのか。

もう問題は解決したからDuty managerにそう伝えると、もちろんその場で荷物を預かってくれたり、搭乗券を印刷してくれる訳もなく、「チェックインは午前0時だからそのぐらいに戻って来い」の一言。

この時点で15時、ここから9時間の長い待ち時間が始まります。

チェックインをそもそもしていないので、エアサイドのラウンジを使える訳もなく、ランドサイドで暇を潰すしかありません。

着陸する飛行機が真上を飛んでいく空港近くのIN-N-OUT Burger(イン・アンド・アウト・バーガー)に行こうかと思ったものの、荷物を持って行くのも面倒だし、それ以上に事態収拾に相当エネルギーを取られてそんな元気もなかったので、空港の椅子で仕事をしながら暇を潰すことに。

天気のいい日にハンバーガーを食べながらのプレインスポッティングは最高。


チェックイン2、そしてゲートへ

今考えると、あまりに過酷だったから記憶から消し去ってしまったのか、あの9時間をどう過ごしたのかはっきりわからないです。

そんな中、知らない内に午前0時になり、チェックインカウンターに人が並び始めたので僕も並びます。

並んでいると、南米からっぽい男性が「wifiは使えるか、携帯を貸してくれないか」と言ってくる。「ほら、俺の携帯にこの空港のアクセスポイントが表示されないんだよ」と。

面倒臭ささを感じながらも、困った時はお互い様だから手伝ってあげることに。

「ワッツアップにこの番号を登録してくれ」と言うからそれを登録して、携帯を男性に貸すと、ごにょごにょ急いでスペイン語でボイスメッセージを吹き込む。

それが終わると、「ありがとう、じゃ」の一言でスタスタ歩いて行く男性。

列に並んだまま、「あれは新手の詐欺の一環だったのかな」なんて考えながらチェックインを済ませ、保安検査へ。

後になって「Mr.ワッツアップ」が南米でA320を飛ばしていて、香港航空でA330のパイロットとして転職する為の面接に行く途中だと言うことが判明します。

そして連絡した相手は、元々翌日の便に乗るはずだったが、それがキャンセルされてしまったから、足止めが決定して困ってた別の香港航空パイロット候補。

そこでMr.ワッツアップが香港航空に確認したら、そのもう一人も今日乗っけてくれることになったから「急いで空港に来い」と言う話をワッツアップのボイスメモ機能を使って吹き込んだらしい。

そもそも相手の番号を知ってるならチェックインカウンターの電話を借りて電話すればいいのにw



ゲート

セキュリティチェックを受け、ラウンジに寄ってから、153番ゲートに行くと、午前1時半の搭乗がこれまた延びて午前3時に変更。

結局15時間の遅延

もうここまで来るとあと1時間や2時間の遅延など気にもなりません。

することもないので、バンコクにいる間に寄るレストランの予約などをしながら待っているとMr.ワッツアップとその仲間達が近くに来てさっきの礼を言われる。

そして間も無く、電話の相手の女性パイロットもギリギリで合流。彼女からも礼を言われます。

続いて今日の主役、丁度1歳の誕生日を過ぎたばかりのA350-900型のB-LGAさんが登場。

A350-900型のB-LGAさんがかっこ良く登場

今日はどうもよろしくお願いします。

横からもまたセクシー

これから乗るかっこいい飛行機がトーイン(牽引)されて来るのを見ると嬉しくなって、「待ちに待たされたけど、安全の為だし、許してやるか」という気持ちが少し出てきます。

そこからすぐに搭乗が始まり、15時間遅れでやっと機内へ。

待ちに待ったボーディング、もうただただ寝たい


搭乗と座席

搭乗便情報

  • 出発地 ロサンゼルス国際空港(LAX)
  • 到着地 香港国際空港(HKG)
  • 便名 HX6901(HX69の特別便)
  • 機体種別 A350-900
  • 機体番号 B-LGA
  • 予定出発時刻 15-Sep 12:10
  • 実際の出発時刻 16-Sep 03:07
  • 予定到着時刻 16-Sep 18:20
  • 実際の到着時刻 17-Sep 08:52
  • 座席 20K
ビジネスクラス

座席はビジネスクラスが1-2-1の配列で33席あり、以下のようになっています。

  • 偶数列のAとK席が窓寄りの一人掛け
  • 奇数列のCとHが通路寄りの一人掛け
  • 奇数列のEとFはカップル席
  • 偶数列のDとGは二人掛けだけど、間に2席分の収納と後ろの席の人の画面・オットマンが収納されている仕様
香港航空A350-900 B-LGA座席配列

今回はスペースが一番ある、窓寄りの一人掛け席の中から最後列の20Kを選択。

座席 20K

仮にAとKが全部埋まってたらEとF以外ならどこでもよかったけど、一人旅でEかFに座って隣に知らないおっさんに座られたら泣きたくなるだろうな。

E、F席
G席
H席
H席とMr.ワッツアップ

エコノミーはA350の機体幅の制限から基本的にどの航空会社も3-3-3配列で座席幅は18インチ。

昨今、777の1列10席化が多いので幅17インチなんて席もよく見ますが、その点、機体が細いA350は10席化が難しいので乗客としては嬉しいですね。

少なくともLCCではないフルサービスの航空会社では1列10席化は行われないと個人的に考えています。

そうは言っても、唯一の例外がカリブ海の航空会社「エア・カライベス(Air Caraïbes)」。

この航空会社はカリブ海周辺とフランスを結ぶ航空会社で12機しか運行していない小規模の航空会社ですが、A350を運行中の航空会社で唯一エコノミーを1列10席(座席幅16.5インチ)で運行しています。

エア・カライベスA350-900 座席配列

席に着いて少しすると、オレンジジュースか水のサービスと冷たいおしぼりが配られました。

続いて、パーサーが一人一人の席に寄って遅延のお詫びとフライト時間を知らせていました。
今日のフライトの飛行時間は14:40だそうです。

この機体の座席はStelia社のSolstysというモデルで、思った程の幅はないものの、似た感じのThompson Aero Seating社のVantageと比べると足を延ばすことができて、もっと快適。

到着するとアメニティとヘッドホンが収納部分に入っていました。

20Kから見たキャビン前方

見えにくいですが機内エンターテイメント画面の下にメニューや書類などを入れられる収納が付いていてありがたかった。小さなラップトップだったら入るかも。

機内エンターテイメントモニター

ヘッドホンは一応ノイズキャンセリング機能は付いているものの、そんなにいいものではなかったです。

ノイズキャンセリングヘッドホン

しかも飛行中、パソコンの電源を繋ぐ度にヘッドホンから「ビー」と大音量の雑音が入るので映画を見たり、音楽を聴きながら仕事をすることができなかったのが非常に痛い。

端子の問題なのか、ヘッドホンの問題なのか定かでないけどデバッグする気にもなれなかったので仕事を少ししてから映画を見ながら寝ました。

肘置きの下にはカップホルダーがあります

肘置きとカップホルダー

シートコントロールは肘置きの上に設置されています。

シートコントロール

席の左側にある台と収納はこんな感じ。
USB電源が二つと3本端子のヘッドホンジャックがあります。

座席横の台と収納

スクリーン下はオットマンと靴を入れる為であろう収納が。
バッグは相当小さいものじゃないと多分入らないサイズです。

オットマンと収納

AとK席には座席と機体内壁までスペースがあるのでオットマンの延長パーツが付いています。そこまでスペースは増えないけどあったらあったで有難い。

オットマン延長パーツ(飛行中)

テーブルはIFEモニターの左側に収納されています。

座席テーブル

メニューが配られ見てみると結構面白いデザイン。

香港航空メニュー 表紙

まずブルース・リーが居て

香港航空メニュー 表紙 ブルース・リー

ネコバスとシュウマイ犬が居て

香港航空メニュー 表紙 猫バスとシュウマイ犬
香港航空メニューコンセプト紹介文

ページを開いていくと一寸法師家族がお椀の中で温まっている様子。(息子は途切れました)

香港航空メニュー2

キングコングがなぜ香港を襲っているのかはわからないけど、香港をイメージした非常に可愛いデザインでこのメニューは楽しめた気がします。

香港航空メニュー3
香港航空メニュー4
香港航空メニュー5

そうこうしているうちに待ちに待った離陸です。
早くご飯を食べて寝たい。

ここから遅れを少しでも取り返したいのか、急いでプッシュバックをして離陸します。

初めて乗るA350の離陸なので色々と気になりますが、驚いたのが機内の静かさ。

エンジンが頑張っている離陸時や上昇時もかなり静かですが、巡航時の機内の音量は他と比べてかなり静かな787よりも静かに感じられました。

尚、離陸時に落とした照明は寝る頃に完全に落とされるまではこのまま。

香港航空6901 LAX 離陸直後

機内はアジア系航空会社ですから、もちろん機内は暑いです。米系は機内が寒いとよく文句を聞きますが、暑い機内で寝るのもまた結構、酷なもので寝苦しい上に汗をかくので着替えは必須です。



機内食

水平飛行に入ると、間髪入れずにドリンクとミールサービスが始まります。

今回のメニューではメインとデザートしか選ぶ必要がないのでその中からメインはSeared Arctic Char(ホッキョクイワナ)とデザートにアイスクリームとチーズをお願いしました。

Seared Arctic Charが魚なのはわかったのですが、食べたことはなかったので後で調べるとサケ目・サケ科・サケ亜科・イワナ属のホッキョクイワナだということがわかりました。

アペタイザーに関しては非常に残念なところがいくつか。

アペタイザー

サラダはまぁ普通なのですが、ロブスタービスクがぬるかったのと、このフォアグラがあまり美味しくなかった。そんなに味がなくて粘土を食べているようなイメージ。

あと気になったのがプレートにのっている紅生姜。なぜここに紅生姜をのせたかったのかあまりよくわからなかったです。

ついでに言うと、ブレッドプレートがあるのに待てど暮らせどパンが出て来ません。
このぬるいロブスタービスクにつけるパンがあったらよかったのに。(パンは後にアペタイザーを食べ終わってから出て来ました。)

サラダはフレッシュでドレッシングのバルサミックビニグレットは美味しかったです。

続いてメイン。

メイン

メインはさっき言ったホッキョクイワナ。
なんだか盛り付けをもう少し頑張って欲しいけど、魚の味はしっかりしていて美味しかったです。

野菜はまぁ普通。
紫のマッシュドポテトみたいなのは多分タロ芋だろうけど、なんだかはっきりしなかったのであまり手をつけませんでした。

そしてデザートのアイスクリームとチーズコースが到着。

デザート

いろんなブリーを食べているけど、このブリーは結構美味しかった。もっとお腹減ってたらおかわりしていたかも。



インターネット

インターネットを使おうと機内Wi-Fiに繋ぎますが容量制限があるのに加え、容量の割に値段が非常に高いので結局は使いませんでした。

機内Wifiパス購入画面

A350の機内Wi-Fiのスピードを検証したページをいくつかチェックしましたが、どれも出て500kbpsで動画などを見られるようなスピードは出ていませんでした。

仮にこのスピードで仕事をしても非効率な上に、不愉快な思いをするだけなので繋がなくてよかった。



機内エンターテインメント

機内エンターテインメント画面(IFE)はもちろんフルHDで非常に綺麗です。
映画、テレビ、音楽、どれも選択肢は充実しているのでつまらなくなる事はないと思います。

映画もいいけど、でも最近のエアバス機のIFEでお気に入りの機能はもちろん機外カメラ。
尾翼に付いたカメラからのアングルとノーズギア(首脚)のカメラのアングルと2種類が選べます。

尾翼カメラの方が機体の全体が見えて、ランディングギア(降着装置・車輪)やフラップ(高揚力装置 低速時失速を防ぐ為に翼後方から伸びる部分)、エルロン(補助翼 機体の姿勢維持や旋回に使われる翼の部分)の状態がはっきり見えて面白いです。

尾翼カメラ1

また、香港航空は降下から着陸、ゲートに着くまでを全て見せてくれるので非常に嬉しいです。
ANAなんかは降下と同時にカメラ機能にアクセスできなくなるので毎回ムカつきながらの着陸です。

加えて左翼の端に丁度「香港航空」のロゴが見えるようになっているのがまたいい感じ。
ついでに右翼の機体レジストリーもはっきり見えればいいのにまぁしょうがない。

尾翼から見た香港航空ロゴ

地図上に現在地を表示するときは、もちろん香港航空塗装のA350なのもいいですね。

香港航空A350がアイコンの地図

タッチスクリーン右上に各種機能をコントロールする為のボタンが表示されます。
この中で気になったのがいくつかありました。

IFE画面のアイコン

ベルがアイコンのボタンはミールサービスと着陸前に起こすかを指定できる機能です。

IFE内 Wake up call 操作画面

また、月のアイコンはDo not disturb(起こさないで)という意思表示をする為の機能です。

IFE内 Do not disturb 操作画面

こういった機能は基本的にFAの方が無視することが多いから使ったところで意味がないことがほとんどですが、画面からコントロールするのはあまり見たことがなかったので目に留まりました。

この機体のIFEはパナソニックアビオニクス製ですが、過去に同社製のIFEを搭載したEVA Airlines(エバー航空)の機体でバグを見つけたので試しに色々いじって見たところ案の定、アンドロイドのホーム画面で操作ができなくなるバグを見つけました・・・。
パナソニックさん、もうちょっと頑張ってください。

パナソニック社製IFEのバグ

というわけでIFEも調子悪いし、仕事をする気分でもないのでさっさと寝ます。



着陸

香港まであと数時間のところで起きると、FAの方が朝ごはんのオーダーを取りに来ます。
2種類のオプションの内、残っているのは炒飯だけで起きてすぐ炒飯という気分でもなかったのでパス。
代わりにミントティーをお願いしました。

紅茶を飲みながら少し仕事をすると、いつの間にか降下開始。

そこから程なく、横風を受けながら、台風が通過したばかりの曇った香港に着陸しました。

ランディング1
ランディング2
ランディング3
ランディング4
ランディング5
ランディング6 スポイラーがデプロイされた様子
ランディング7 スポイラーがデプロイされた右翼

ここで豆知識
横風を受けながらの着陸時、飛行機が滑走路に対して真っ直ぐ向いてなくて驚いた事はありませんか?

これは着陸の仕方によって「クラブ」や「デクラブ」と言いますが、横風時に風の方向に機種を向けて、できるだけ風を前方から受けるようにして着陸する方法です。

決してパイロットが下手くそなのではなく、安全に着陸させようとしていて、寧ろ技術を要するものなので安心してください。

尚、名前の「クラブ」は英語のカニで、カニが横歩きをする様から来ています。

と言う事でホテルを出発してから、かれこれ30時間以上の旅になりましたが、やっと香港に到着。

あと少しでゲート

ただ、これであとは簡単に解放されると思ったら大間違い。ゲートに到着したらボーディングブリッジが壊れて動かず、降りるまで30分待たされると言うダメ押しの一発。

ボーディングブリッジが故障
待たされる間暇だから撮ったゲートからの風景

心の中で、「なんかバチでも当たるような事でもしたかな」なんて考えながらの降機。

でもスタートこそ災難続きですが、もうあとは上がるだけですから、楽しく行こうと心に決めて旅は続きました。



まとめ

今回はLAXのホテルを出発してから15時間の遅延を経て、やっとの思いで香港に辿り着くまでの様子を紹介しました。

でも着いてゆっくりできる訳ではありません。

到着後、空港内でアクセスできるラウンジを周ったりと大忙しだったので次回はその様子を「香港航空で行く、激安ビジネスクラスの旅:香港空港ラウンジ編」として載せていきます。